海外で活躍する起業家たち!インタビュー    トルコ編

山内理美

山内 理美

1987年短期大学卒業後、大手総合商社にて外国為替部門業務に関わる。その後、アメリカ、オハイオにて1年の短期留学。一旦帰国の後、約5年インドネシア、ジャカルタにてジョイントベンチャー銀行での秘書業務、日系教育関連会社や旅行代理店で就業。 日本に帰国後は、広告代理店等で就業。現在、トルコ、イスタンブールにて旅行代理店を経営する現地トルコ人のビジネスパートナー(共同経営者)となり、旅行業を始め、ビジネスコンサルタ ント、諸々のビジネスを展開。

Q1: 現在、どんなビジネスをされていますか?

旅行代理店としては、世界各国からイスタンブールに来られる方々への一般的な旅行代理店業務をしておりますが、その他には、イスタンブールで不動産投資をしたい、起業したい方等へのコンサルティングやアテンドもさせて頂いています。 またこちらはスタート前の段階ですが、トルコ商品の輸出の話も出ております。パートナーがアフリカにも住んでビジネスをしていた事もあり、アフリカと日本でのビジネスもスタートしつつあります。

Q2: トルコとビジネスする様になったきっかけ、どういう経緯でビジネスパートナーになったのでしょうか?

一言で言うと、現在のビジネスパートナーに偶然にも出会ったことです。

日本の大学卒業後、商社で数年勤務の後、一年間のアメリカ留学。そして20代の大部分をインドネシアのジャカルタにて仕事をしながら暮らした後、日本に帰国。30代は日本で所謂るビジネスマンとして働いていましたが、思い返してみれば何時も想いは海外に向いたままでした。 そこで40代に入り、周りにはその歳で無謀だと言われましたが一大決意して世界一周旅行に出ました。その時点ではビジネスにおいての何のコネクションも計画もありませんでしたが、この道中で何かを掴むという漠然とした決意を持っていました。

南米からスタートして北米、ヨーロッパ、東南アジアのルートを作って、時には唯その国で暮らしたり、学校に通ったり、観光客もどき観光地を周ったり、、。勿論いつもアンテナは張っていました。その度の途中、7カ国目のトルコ、イスタンブールで、 現在のパートナーに出会った訳です。たまたまインターネットで探したホテルのオーナーがパートナーの古くからの友達で、偶然にも紹介されたれ、ツアーの手配をしてくれたのが現在の私がパートナーとなった彼の旅行代理店という訳です。

不思議な事ですが会った初めての日に、何故かわかりませんが彼は彼の今後のビジネス展開、私は私でこれからのビジネスへの思いを熱く語り合ったのが今でも忘れません。 その時点ではまだパートナーシップを組むという話をしたわけでもなかったのですが、その後、色々なことが重なり自然とその方向に向かって事が進んで行き、結果、現在となりました。

Q3: トルコ人と一緒に働いて気づいたことは何ですか?

シルクロードを通じて東へ行ったのが日本人、西へ行ったのがトルコ人という説が本当かどうかはわかりませんが、トルコ人はヨーロッパ人というよりも、日本人と同じものが根底に流れていると感じます。勤勉ですし、仕事に対する姿勢は前向きで、努力家です。

また人とのつながりをとても大切にし、同時に目上の人への態度等、きちんとした上下関係は驚くほどです。いい意味でトルコ人は各国からの血が混じっていますので、外国人に対して偏見を持たないので、一緒に仕事をしていて違和感を持つことは殆どありません。ただ非常にプライドが高いので、公の場は勿論、その人のプライドを傷つける様な発言、行動には非常に敏感なところがあります。

Q4: トルコの起業環境について教えてください。

私自身で実際にイスタンブールで起業したわけではないので、適確な回答にならないかもしれませんが、法的な部分も含め、外国人の起業に対しての環境は整っていると思います。 政府も外資企業の参入を歓迎していますし、実際に世界各国から既に多くの企業がこの地、トルコ、特にイスタンブールに入っています。

Q5: トルコでビジネスを行う際に困ったこと、起業時の注意点は何でしょうか?

どこの国でもそうですが、言語の壁とその国独特の習慣や法律ではないかと思います。

一定の教育を受けた人々は英語は勿論、多くの言語を話せ る人も多くいますが全てではありません。 やはりビジネスをしていく上でのコミュニケーションをスムーズにし、習慣や法律等の理解をより高めるには現地語が話せることの重要性を感くじます。

また、これもどこの国でも発生する可能性がありますが、外国人が起業するにあたって、現地人の中には巧みに利益を奪おうとする人間も居ないとは言えません。 残念なことですが、こちらでも日本人は裕福だと思われていますので、巧みな言葉で、一緒に起業しようとか投資の話などを持ちかけて金銭を奪おうとする例もいまだに聞きます。イスタンブールという経済大都市では膨大なビジネスが動いています。 その中 でビジネスをしていくのに一番大切な事は、いかに良質な人脈を、どれだけ広く持っているかという事だと言われています。(これはトルコ人同士でも同じです)全てが法律やルールの下で回っている日本では考えられないことかもしれませんが、こちらでは強いコネクションがそのルールを変えることも時にしては可能です。 ですので外国人が起業するにあたって、いかに信頼でき、広いコネクションを持つ現地人をどれだけ作れるかも重要なポイントで、将来性にも非常に関わってくると思います。

Q6: 起業してよかったと思うことは何ですか?

トルコ、イスタンブールはまだまだ日本では認知度 が低いですが、欧州、アフリカ、中近東、アジアをまたぐ唯一の国として、ハブの役割を持つ、既にビジネスや投資の場として世界から注目されており、崩壊しつつある欧州の中でもそれに反して、力強く発展していくと言われている数少ない新興国の一つです。 その地に身を置く者として、国際的な感覚でビジネスを感じることができ、また同時にこれからも多くのチャンスの可能性を秘めているので、将来に向けての意欲が尽きないことです。

Q7: トルコで今後、やってみたいビジネス。また、有望なビジネスは何でしょうか?

日本人である私が経営に参加しましたので、歴史上でトルコと日本は素晴らしい関係を築い ているのですが、現実はまだまだお互いの認知度が低いので、日本とトルコの間でのビジネスの架け橋になれる様な事をしていけたらと思っています。

現在既に始めていますことは、日本の海外投資家や起業されたい方々へのコンサルティングや、視察ツアーの催行を始め、色々な分野でこちらにご興味のある日本人の方へのアテンドをさせて頂いています。
(これは私のパートナーが代々からのイスタンブール人で広いコネクションや、情報、ノウハウがあるので可能となっているのですが、、。)

将来的には、日本の素晴らしい文化、食、物等をトルコへ、また反対にトルコの素晴らしい文化、食、物等を日本 へ紹介できるようなビジネスも出来ればと思っています。輸出入等もやっていきたいと思っています。

前述しました様に、私は世界数十カ国は行った経験がありますが、ここトルコ、イスタンブールは唯一、中国人街、日本食スーパーマーケット等のない国でした。日本の車、電化製品を始めとした大型のものは他国と変わらず既に浸透していますが、 それ以外のものはまだまだ殆ど日本からは大々的には入って来ていないというのが、ここに暮らす私の驚きと感想です。と言う事は、まだまだ多くの分野において多くのビジネスチャンスがあると言えるのではないかと思います。

またイスタンブールは、貧富の差が激しいですが富裕層は想像を超えます。また平均年齢30才弱なのでこれから益々若者が活躍し、多くの家庭が築かれていきます。その辺りをターゲットにする事もチャンスかもしれません。

Q8: 最後に、これからトルコ共和国で起業しようと思う人達へのメッセージをお願いします。

起業家EGG のインタビューに掲載されていらっしゃる方々は、皆様それぞれご本人の想像以上の努力をされた上で実力を発揮され、起業され、ご成功されていらっいますので、私の場合は例外かと思っております。

ただ私が申し上げられる事は、海外で起業したい、海外で仕事をしたい、海外と繋がる何かをしたい、という本当に強い思いがあれば、年齢や経歴等の諸々は大きな壁ではありません。 それに伴うリスクも含め、勇気と冷静な判断を持ち、ただ考えるだけではなくアクションを起こすことが、思いを現実につなげる第一歩ではないでしょうか。

トルコ共和国

イスタンブール

パムッカレ

トルコ

トルコ

トルコ情報

首都:アンカラ
言語:トルコ語
人口:7482万人
GDP:7,294億ドル
一人当たりGDP:13,138ドル
※2008年データ


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